ニュース速報

世界経済や欧米の金融政策動向警戒=スウェーデン中銀議事要旨

2019年07月13日(土)00時13分

[ストックホルム 12日 ロイター] - スウェーデン中銀は12日、直近に開いた金利決定会合の議事要旨を公表した。世界経済や欧州中央銀行(ECB)、米連邦準備理事会(FRB)の動向に引き続き警戒していたことが分かった。

世界経済や海外の金融政策シフトを巡って不透明感が高まり、今後のスウェーデン中銀の動きに影響が及ぶ可能性にメンバーらが言及した。

スウェーデン中銀は3日、政策金利のレポレートを全会一致でマイナス0.25%に据え置いた。世界経済にリスクがあるとの認識を示しつつ、今年末から来年初めにかけて利上げする計画も改めて示した。

議事要旨によると、イングベス総裁は「市場の見方が正しければ、主要中銀の金融政策がより拡張的な方向へ変わる可能性がある。こうなった場合にスウェーデンの金融政策にどのような意味合いがあるのかについて、今後の会合で姿勢を示す必要が出てくる」と述べた。

また議事要旨によると、「複数のメンバーが基調的なインフレ上昇持続の重要性も指摘した」。エネルギー価格の下落に伴い、向こう数カ月間国内インフレが低下する見通しで、メンバー数人がインフレ期待が「著しく抑制」されれば、目標の2%近辺に維持しにくくなるとの認識も示した。

国内行のSEBは調査メモで、議事要旨について「ややハト派サイド」と分析した。リスクが増大したほか、見通しが悪化し続ければ政策の再評価もあり得るという見方をメンバー全員が強調したと指摘し、年内の利上げはないという見方は変わらないとした。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ノルウェー中銀、金利4.0%に据え置き 年内の利上

ワールド

韓国、国債買い戻し実施へ 燃料減税も拡大

ビジネス

諮問会議にハーバード大教授ら参加、日本の財政政策に

ワールド

ウクライナ向け兵器の中東紛争への転用、米国防総省が
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終回に世界中から批判殺到【ネタバレ注意】
  • 2
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「日本産ミュージカルの夢」に賭ける理由【独占インタビュー】
  • 3
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 4
    「有事の金」が下がる逆説 イラン戦争で市場に何が…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    デンマーク王妃「帰郷」に沸騰...豪州訪問で浮かび上…
  • 7
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 8
    地上侵攻もありえる...イラン戦争が今後たどり得る「…
  • 9
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 10
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 1
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 3
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 6
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 9
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中