[9日 ロイター] - 米ニューヨーク市近郊にある、運転開始から40年以上が経過したインディアンポイント原子力発電所が、ニューヨークやその周辺住民の安全に対する懸念から、2021年までに閉鎖される見通しとなった。ニューヨーク州のクオモ知事が9日、明らかにした。
同原発の運転許可の更新を巡り10年近く争ってきた電力会社の米エンタジー <ETR.N>が閉鎖に合意した。クオモ知事は、予定を14年前倒しして閉鎖に同意できたことを「誇りに思う」と声明で語った。
知事によると、インディアンポイント発電所は、ボルトの欠陥などの作業上の問題や安全上の問題に加え、様々な流出や火災などにも悩まされていたという。
同発電所は、マンハッタンの北約72キロのブキャナンのハドソン川沿いに位置し、ニューヨーク市と隣接するウエストチェスター郡で消費される電力の25%に相当する約2069メガワットを発電している。
ニューヨーク州は数年をかけて代替の発電計画を作成。知事によると、「新たに二酸化炭素を排出しない」方式で発電され、電気料金への影響は「ほとんどない」見通しだという。