[ニューヨーク 22日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落した。英国が23日に実施する欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を前に、ブックメーカー(賭け業者)のオッズがEU残留に傾いていることなどから、リスク選好ムードが回復した。
ポンドとユーロが上昇したほか、コモディティ通貨の豪ドルやニュージーランド(NZ)ドルも活発に買われた。
ノムラ・インターナショナルのシニアストラテジスト兼エコノミスト、チャールズ・サンタルノー氏は、この日の動きについて「ブレグジット(英国のEU離脱)のリスクが徐々にはく落しつつあるのが一因だ。先週、世論調査の風向きが変化したことである程度そうした流れが生まれた」と述べた。
サンタルノー氏によると、これがNZドルや豪ドルの買いを促し、それぞれ昨年6月11日と今年5月3日以来の高値を付けた。「両通貨は先進国で最も利回りが高いので、相当値上がりした」という。
ただ市場全般の取引は細く、大半の投資家は英国民投票をにらんで様子見姿勢を取ったとの指摘も出ている。
直近のポンド/ドル<GBP=>は0.2%高の1.4676ドル、ドル/円<JPY=>は0.25%安の104.48円、ユーロ/ドル<EUR=>は0.55%高の1.1301ドル。
豪ドル/米ドル<AUD=>は0.75%高の0.7502米ドル、NZドル/米ドル<NZD=>は0.7%高の0.7166米ドルだった。
英国民投票に関心が集まっているが、一部の市場参加者は米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が21日と22日に行った議会証言について、夏場の利上げ可能性を後退させる材料と受け止めた。
フェデラルファンド(FF)金利先物が織り込む利上げ確率は7月がわずか9.5%、9月も26%にとどまっている。
ドル/円 NY終値 104.39/104.42
始値 104.55
高値 104.76
安値 104.34
ユーロ/ドル NY終値 1.1295/1.1299
始値 1.1289
高値 1.1337
安値 1.1271