[ブラジリア 8日 ロイター] - ブラジル中央銀行は8日、政策金利を14.25%に据え置くと発表した。据え置きは7会合連続で、市場も据え置きを予想していた。政策決定は全会一致だった。

ブラジルでリセッション(景気後退)と政局の混乱が続く中、利下げを求める声はあったものの、中銀はインフレ期待が高いことから緩和の余地はないとの見解を示した。

政府の物価統制とレアル安で、インフレ率は10%近くで高止まりしている。5月のインフレ率は9.32%と市場予想を上回り、目標中央値の4.5%も大きく上回った。

中銀の声明は前回と同じ内容で、インフレ抑制においてある程度前進が見られるものの、現時点で利下げを決定するには不十分との見解を示した。

ブラジル上院は7日、次期中銀総裁に指名されたイラン・ゴールドファイン氏の指名を承認した。同氏は今回の金融政策決定会合には参加しなかったが、物価上昇圧力の抑制を続け、利下げを急がない方針を示している。

バンコ・J・サフラ(サンパウロ)のチーフエコノミスト、カルロス・カウォール氏は今回の会合について、「中銀総裁の交代が近いことを踏まえると、予想通りの結果だった」と指摘。月末に発表されるインフレ報告での中銀の見解が注目されると語った。

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