[ワシントン 1日 ロイター] - 米商務省が1日発表した4月の建設支出(季節調整済み)は前月比1.8%減で、2011年1月以来5年3カ月ぶりの大きな落ち込みとなった。市場は0、6%増を予想していた。
3月の数字は当初発表の0.3%増から1.5%増に上方修正された。4月の前年同月比は4.5%増だった。
4月の個人消費支出や鉱工業生産、モノの輸出や住宅関連の統計がかなり力強かったことは、第1・四半期に年率換算で0.8%成長に急減速した米経済が勢いを取り戻しつつあるとの見方を後押しした。しかし、4月の建設支出の弱さは、こうした流れに反するものだ。
軟調な建設支出の発表を受けて、現時点で最大2.9%増とされている第2・四半期の国内総生産(GDP)の予想は引き下げられるかもしれない。一方、3月の建設支出が大幅な上方修正となったことで、第1・四半期のGDPはさらに高い数字に修正されるかもしれない。
4月の建設支出は、民間部門が前月比1.5%減少と13年1月以来の大きな落ち込みで、全体を押し下げた。民間の住宅建設は1.5%の減少で、中でも集合住宅は3.1%の落ち込みとなった。
住宅以外の民間建設も1.5%減った。天然ガスや原油の採掘施設の建設の減少は、今年初めの経済減速につながっている。
公共部門の建設は2.8%減だった。公共部門の中で最も大きな割合を占める州と地方の政府が3.0%の減少となったことが響いた。連邦政府も0.2%減った。