[ワシントン 2日 ロイター] - 米上院のビル・ネルソン議員(民主党)は2日、米道路交通安全局(NHTSA)にタカタ<7312.T>製エアバッグのリコール(回収・無償修理)拡大を要請したところ、安全性の向上にはならず、リコール手続きを複雑にするとの回答があったと明らかにした。

同議員はまた、NHTSAはリコールをめぐる混乱に対処するため、より迅速に動くべきとの考えを示した。

議員が所属する上院商業科学運輸委員会はタカタ製エアバッグのリコールについて調査している。

ネルソン議員は2月23日、欠陥が疑われるタカタ製エアバッグのインフレーター(膨張装置)をすべてリコールすべきとNHTSAに要請。ロイターはこの前日、NHTSAが、タカタ製インフレーター7000万―9000万個について追加リコールの必要があるか調査中だと伝えていた。

議員の要請に対し、NHTSAのローズカインド局長は26日付の書簡で、大規模な追加リコールは、すでにリコールされているタカタ製インフレーター2900万個の交換部品の供給に「いたずらに新たな困難をもたらす」と指摘。リコール拡大によって消費者の不安が増すほか、交換部品の供給手続きが複雑になるとの考えを示した。

NHTSAの書簡はネルソン議員が2日、メディアに公開した。

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