[台北 15日 ロイター] - 16日に投開票される台湾総統選挙では、最大野党・民進党の候補である蔡英文主席の勝利がほぼ確実な情勢だ。女性の総統就任は初めてとなる。
蔡氏が台湾の主権を強硬に主張しようとしたり、現在の馬英九政権で培った8年間に及ぶ中国との蜜月関係を壊したりすれば、中国の反感を買う可能性もありそうだ。
一方、与党・国民党の候補者である朱立倫主席を支援する馬英九総統は「国民党に投票しなければ将来は全く不透明になる」と強調。「われわれの政策は平和と安定を目指している。われわれなら台湾海峡で戦争が起きることはないと保証できる」と訴えた。
中国国営の有力タブロイド紙「環球時報」はこのほど、台湾独立志向が強かった民進党の陳水扁元総統よりも蔡氏は穏健だとしつつ、先行きは不透明だと指摘。「台湾海峡の平和がひっくり返れば、台湾社会が最も苦しむことになる」と警告した。