[東京 20日 ロイター] - 日銀は21日、改装中だった貨幣博物館をリニューアルオープンする。新たな博物館では最新の研究成果や来館者のニーズを踏まえて展示内容を一新。天正大判の実物や錦絵などを期間限定で展示するほか、千両箱の重さなども体験できる。
貨幣博物館は1985年のオープンから30年を迎え、今回初めてリニューアルを実施した。古今東西の珍しいお金の実物や関連資料が展示され、通貨の役割や歴史なども学ぶことができる。昨年の入館者は10万人を超えるなど東京・日本橋の観光スポットの1つとなっている。
リニューアルによって、年長者や子供も気軽に利用できるよう、バリアフリー化を進めるとともに、記念撮影スポットも新設。千両箱の重さや昔のモノの値段がわかる買い物の体験など体験展示も充実させた。
期間限定で、豊臣秀吉がつくらせた最初の大判である「天正大判」の実物のほか、昨秋に米連邦準備理事会(FRB)が展示して話題になった錦絵の一部なども特別展示する。
20日に行われたオープニング式典であいさつした黒田東彦総裁は「ここから博物館自身も成長を続けていかなくてはならない」と述べ、今後も調査・研究や展示内容の充実に取り組んでいく考えを示した。
入館は無料。開館時間は午前9時半から午後4時半までだが、年内の土曜日は午後7時まで延長する。20人以上の団体見学は3カ月前から事前の電話予約が必要。