[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米国株式市場は反発。エネルギー株が主導し、主要3指数は軒並み1%超上昇した。投資家の間では、13日に発生したパリ同時攻撃による米景気や企業業績への長期的な影響は限定的との見方が広がっている。
ダウ工業株30種<.DJI>は237.77ドル(1.38%)高の1万7483.01ドル。 ナスダック総合指数<.IXIC>は56.74ポイント(1.15%)高の4984.62。 S&P総合500種<.SPX>は30.15ポイント(1.49%)高の2053.19。
寄り付きこそ安く始まったが、すぐにプラス圏に浮上した。
R・J・オブライエン・アンド・アソシエーツのマネジングディレクター、ジョン・ブレイディー氏は「市場は徐々に(パリの同時多発攻撃のような)イベントに対して免疫力を高めつつある」と指摘。「開始時点はややパニック的な取引になったが、その後はもっと手練れで資金量も豊富な堅実な筋が参入し、買いを入れた」と話した。
米著名投資家のウォーレン・バフェット氏はCNBCに対して、パリ同時多発攻撃後も株式は売却していないと述べた。
パリ同時多発攻撃を受け、フランスがシリアでの空爆強化を表明したため、原油価格が上昇。エクソンモービル<XOM.N>が3.6%、シェブロン<CVX.N>が4.4%それぞれ上がった。
半面、旅行・レジャー関連株は軟調。航空株はアメリカン航空<AAL.O>が1.4%、ユナイテッド・コンチネンタル<UAL.N>が1.2%、デルタ航空<DAL.N>が2.2%それぞれ下落した。
クルーズ船運航のカーニバル<CCL.L> <CCL.N>は1.5%安。オンライン旅行代理店の米エクスペディア<EXPE.O>も2.1%下げた。
ホテルチェーン大手のマリオット・インターナショナル<MAR.O>はスターウッド・ホテル&リゾート・ワールドワイド<HOT.N>を122億ドルで買収すると発表。スターウッドは3.6%下落し、マリオットは1.4%上げた。
騰落銘柄の比率は、ニューヨーク証券取引所が上げ2222で下げ822、ナスダックは上げ1709で下げ1091だった。
トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合算出来高は約67億株で、直近20営業日の平均である72億株を下回った。
(カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 17483.01(+237.77)
前営業日終値 17245.24(‐202.83)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 4984.62(+56.74)
前営業日終値 4927.88(‐77.20)
S&P総合500種<.SPX>
終値 2053.19(+30.15)
前営業日終値 2023.04(‐22.93)