[ニューヨーク 11日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して弱含んだ。米国債券市場がベテランズデーで休場だったため取引が薄く、ドルは利益確定売りに押される形で重たく推移した。
ドルの主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は直近0.4%安の98.953。10日には一時7カ月ぶり高値を付けていた。
ドル/スイスフラン<CHF=>も10日の取引で7カ月ぶり高値に上昇したが、この日は取引終盤で弱含み。ドル/円<JPY=>は小幅マイナス圏での取引となっている。
前日、約6カ月半ぶりに1.07ドルの大台を割り込んだユーロ/ドル<EUR=>は反発。終盤の取引では小幅高の1.0741ドルだった。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は11日、イングランド銀行(中銀、BOE)主催のフォーラムで講演を行ったが金融政策には触れず、ユーロ圏には統一された預金保険制度が必要だと発言した。
ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナル(ロンドン)のシニア・ストラテジスト兼エコノミスト、チャールズ・セント・アルノー氏は「ドラギ総裁は本日の講演で波風を立てたくなかったのだろう。明日の(欧州)議会での証言では、少しは金融政策に言及するだろう」と述べた。
さらに同氏は、ベテランズデーで市場取引が比較的薄かったが、市場参加者は米連邦準備理事会(FRB)とECBの次の政策の手がかりを求めているとの認識を示した。
市場は先週の強い米雇用統計で、12月の米利上げの観測を強めている。一方、ECBのドラギ総裁や理事たちは、12月の理事会を前にして量的緩和策の延長や拡大、そしてすでにマイナスとなっている預金金利のさらなる引き下げを検討していると述べている。
その他通貨ではポンドが、先週の急落からいくらか持ち直した。この日発表された英賃金や雇用指標は強弱まちまちだったが、英経済全般の見通しを悪化させる内容ではなく、ポンド/ドル<GBP=D4>は終盤0.65%高の1.5220ドルとなっている。
また豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルは対ドルで0.5%近く上昇し、終盤の豪ドル/米ドル<AUD=D4>とNZドル/米ドル<NZD=D4>は0.7056ドルと0.6548ドルだった。
ドル/円 終値 122.85/86
始値 122.91/96
前営業日終値 123.16/17
ユーロ/ドル 終値 1.0741/46
始値 1.0728/32
前営業日終値 1.0722/30
*内容を追加しました。