[フランクフルト 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が20日公表した四半期ごとの「銀行貸し出し調査」によると、第3・四半期は企業向けの貸し出し基準が予想よりも緩和した。中銀からの潤沢な資金供給を受けて貸し出し競争が激化している状況が明らかになった。
調査は大手銀行141行を対象に行った。それによると、企業向けの融資基準を緩和した銀行の割合が厳格化した銀行を4%ポイント上回った。この差は前回調査時の予想よりも大きく、第4・四半期も緩和的な貸し出し環境が続くとしている。
ECBは資産買い入れプログラムが貸し出し基準の緩和に寄与し、特に企業向け融資への効果が大きかったと分析した。
国別ではイタリアで融資基準が緩和する一方、フランスでは厳格化した。ドイツ、スペイン、オランダでは変わらずとなった。
企業の資金需要も強まり、第4・四半期は「さらに大幅に高まる」としている。
個人向けの融資基準も緩和したが、住宅ローンについては規制が変更になったオランダを中心にやや厳格化した。