[ソウル 25日 ロイター] - 韓国政府は25日、補正予算を含む総額15兆ウォン(130億ドル)以上の景気刺激策を発表した。また、中東呼吸器症候群(MERS)感染拡大を受け、今年の成長率予想を引き下げた。

崔ギョン煥企画財政相は、補正予算編成により財政の健全性が損なわれる可能性があるものの、MERS感染拡大による経済への影響は深刻で、早急に措置を講じる必要がある、との考えを示した。

ある企画財政省高官はロイターに対し、財源の多くは短期国債発行によって確保されると述べた。政府は補正予算の最終案を7月初めまでに提出する方向で進めている。

同相は記者会見で、成長率が第2・四半期も引き続き1%を割り込む可能性があることを懸念していると述べた。

企画財政省によると、MERSは経済成長率を0.2─0.3%ポイント押し下げると予想されている。

政府は、今年の国内総生産(GDP)伸び率見通しを3.1%とし、昨年末時点予想の3.8%から下方修正した。今年のインフレ率見通しは0.7%と、従来予想の2.0%から大幅に引き下げた。

今年の経常黒字見通しは940億ドルと、これまでの820億ドルから上方修正した。

企画財政省は、原油安を受けた内需拡大と低金利、拡張的なマクロ経済政策が経済を支援し、景気は緩やかに回復する、との見通しを示した。

また、景気回復を確かなものにするため、金融政策は緩和スタンスが維持されるとみている。韓国中銀は6月、政策金利を過去最低の1.50%に引き下げた。一部のアナリストは、追加利下げの可能性を指摘している。

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