スペインのサンチェス首相は3日、16歳未満の子どもによる交流サイト(SNS)などのソーシャルメディア利用を禁止する方針を示した。また、ギリシャも15歳未満の利用を禁止する方針だと政府筋が明らかにした。

サンチェス首相率いる左派連立政権は、ヘイトスピーチやポルノ、偽情報がSNS上で拡散しており、若年層に悪影響を及ぼしていると繰り返し批判してきた。

ドバイで開催中の世界政府サミットで演説したサンチェス氏は、16歳未満のSNS利用を禁止する意向を示したほか、違法なコンテンツや憎悪表現について、プラットフォーム企業の経営陣に責任を負わせる新法案を来週提出す⁠ると述べた。

また、検察当局がイーロン・マスク‍氏がオーナーであるXのGrok(グロック)、TikTok(ティックトック)、インスタグラムによる法的違反の可能性について調査方法を検討していると語った。

スペイン政府の方針にマス‍ク氏は激しく反発し、「汚らわしいサンチェ‍スは暴君で、スペイン国民への裏切り者‍だ」とXに投稿。その後も批判をエスカレートさせている。

オーストラリアは昨年12月、16歳未満の子どもを対象にソーシャルメディアの利用を世界で初めて禁止した。英国やフ⁠ランスなども同様の年齢制限を検討している。

サンチェス氏によると、スペイン政⁠府はSNSなどへの規制強化に‍向けて協力する欧州5カ国の連携「Coalition of the Digitally Willing(デジタルにおける有志連合)」に加わるという。

イプソスが昨年8月に公表した教育に関する30カ国対象の世論調査によると、スペイン人の約82%が14歳未満のSNS利用を禁止すべきだと回答し、前年の73%から上昇した。



[ロイター]
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