対話に応じても主権は譲らず
英紙フィナンシャル・タイムズも、2人が昨年段階で「マドゥロ以後」についてアメリカ側と内々の協議を行っていたと報じている。同紙の情報源によれば、トランプ政権は彼女を「こちらの言いなりにはならないが、交渉事では最も建設的な役割を果たせる人物」と見なしていた。
当然のことながら、ロドリゲスは(少なくとも表向きは)アメリカの軍事作戦を強く非難し、今もマドゥロこそベネズエラの「唯一の大統領」だと主張している。
一方でドナルド・トランプ米大統領は、マドゥロ拘束の直後(1月3日)にロドリゲスを「ベネズエラを再び偉大にするために必要なことを実行するのに前向き」な人物と評していた。しかし同日のテレビ演説で、ロドリゲスはアメリカの行動を「国際法に反する非道な行い」と非難し、「われわれはいかなる帝国の奴隷にもならない」と宣言した。
するとトランプは、一転して彼女への脅しを強めた。翌4日には米誌アトランティック電子版のインタビューで、「正しいことをしなければ彼女はマドゥロよりも大きな代償を払うことになる」と警告している。
これを受けて、ロドリゲスはトーンダウンした。その日のうちにSNSで声明を発し、アメリカ政府と協力する用意があるとして、トランプに「私たち、そして私たちの地域に必要なのは平和と対話であり、戦争ではない」と呼びかけ、こう付け加えた。
「平和と発展、主権と未来。それがベネズエラの権利だ」
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