<博報堂出身のクリエイティブディレクターである篠﨑友徳が教える、ビジネスで成功する「優れたコンセプト」をつくる秘訣──>

世界はコンセプトでできている

博報堂出身のクリエイティブディレクターである篠﨑友徳氏は、「いいコンセプトを生み出す「新しい視点」を持つには、発想をさまざまに変えてみることが大切だ」という。

アイデアを出すときに使える3つの発想転換法について、篠﨑氏の著書世界はコンセプトでできている(かんき出版)より抜粋して紹介する。

※第1回はこちら:スターバックスが売るのは「コーヒー」ではなく「つながり」...「世界一のカフェ」の地位が揺らがない理由

※第2回はこちら:「人を驚かせる」はNG...博報堂出身者が伝授、ビジネスを成功させる「いいコンセプト」の2つの条件

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視点を変えると可能性が見える

1つめは、「他人の視点」。つまり、「もし自分があの人だったら?」という視点で考えてみることです。

自分と性別・年代・生活環境などが違う人には、まったく違った世界が見えています。

だから、その人になりきることで、自ずと新しい視点が生まれます。自分自身の考えや好みをいったん捨てて、「しあわせにしたい相手」になりきって、感情や欲求、日常の課題を想像することで新しい視点のアイデアが湧き出てくるのです。

たとえば、ユニクロの「ヒートテック」シリーズ。

ヒートテックが出る前、寒い冬に着るインナーと言えば「しっかり厚手のものを重ね着する」ことが常識でした。ところが、実際にそういったインナーを着てみると、「暖かいのは嬉しいけれど『着膨れ』したくない......」という悩みもあったのです。

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