この視点は、実際に幼い子どもの親になったり、子育て中の親と一緒に行動したりしてみないと、持つことができないものです。

このように、しあわせにしたい相手の視点で具体的に想像したり、実際にその立場からものごとを経験することで、新しい視点と価値がどんどん生まれてきます。

「ナイトプール」が生み出した新しい価値

2つめは、「時間帯の視点」。つまり、「もし朝・昼・夜だったら?」という視点で考えてみることです。実は「朝・昼・夜」という時間帯の常識をずらして、新しい価値をつくったブランドやサービスは数多くあります。

そもそも、時間帯によって人々の生活や気分は大きく変わってくるので、これまで一方的に決めつけていた時間帯を変えるだけで、新しい視点と価値が生まれます。

プールと言えば通常、昼間に遊ぶ場所、というイメージがあります。しかし、それを覆したのが、ホテルニューオータニの「ナイトプール」です。

オープン当初は「夜だから日焼けしない」ことをウリに営業していましたが、特にSNS映えを狙った「映え消費」が流行り出してから、爆発的に全国へ広がっていきました。

「定番」の時間を変えてみる