サウジアラビア自体が変わっているとは言い切れない?

中東、イスラム、サウジアラビア政治を専門とする政治学者、トビー・マシーセンは、「もし今後、同様の店舗が増え、政策全体が変わるような動きがあるとすれば、注目に値する変化だ」と語る。

マシーセンによると、リヤドにあるこの店舗は、かつては秘密裏に外交官向けに営業していたという。しかし、外交官は2024年以降、各国大使館による酒類の持ち込みが禁じられたため、代わりに、この店舗での飲酒が公に認められるようになった。

ただし現在、この店舗は裕福な外国人向けに営業しているものの、その立地が外交特区内に限定されていることからしても、サウジアラビア全体の政策方針が大きく変化しているとは言い難い。

この地区は一種の治外法権的な性格を持ち、ある程度、地域の慣習からの逸脱が認められているためだ。

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