
――森さんは俳優としての出演作もあるが、今回カメオ出演は考えなかった?
それは考えなかった。ドキュメンタリーでは、「撮っている側を意識してほしい」という思いがあり、作品のどこかに自分が出ている。
ドキュメンタリーは客観的な事実だけを映しているわけじゃない、これは僕が撮っている現実で、カメラがあるから(被写体は)こういう振る舞いしている、ということを常々言っているので。
――突然、ロマンポルノのようになる展開があるが......。
そこは荒井晴彦さんに聞いてください。映画というとエロがなきゃいけないみたいなところに、僕は抵抗したんだけど。中盤までは要素がトゥーマッチだと僕は思っていて、父親と嫁の関係も中途半端だし説明的なセリフも多い。でもチームですから、我を通せなかった。そこはまあ、実は悔いが残るところ。
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