ウクライナ当局は、ロシアが東部ドンバス地域ソレダルへの攻勢を強め、民間軍事会社ワグネルの傭兵が大規模攻撃を仕掛けていると明らかにした。

ソレダルは激戦地バフムトの近郊に位置する塩の生産地。ウクライナのマリャル国防次官は、ロシア軍によるソレダル攻撃をいったん撃退したものの、直ちに多数のワグネル部隊が投入され、大量の砲弾や多連装ロケットシステム(MLRS)などを用いて攻勢をかけていると述べた。

ロシア国防省は9日の定例会見でソレダルやバフムトに言及しなかった。

ワグネル創設者でロシアのプーチン大統領に近いエフゲニー・プリゴジン氏は数カ月にわたりバフムトとソレダルの制圧を試み、双方に多数の死者が出ている。同氏は7日、この地域を掌握する意義は地下の洞窟状の採掘トンネル網にあり、多数の部隊だけでなく戦車や兵器も収容できると述べた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、バフムトとソレダルは大きな被害を受けながらも持ちこたえているとし、「ソレダルの兵士の強靭さにより、ウクライナは追加の時間と力を得た」と述べた。

[ロイター]
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