[ワシントン 12日 ロイター] - 米政府高官は12日、米国とイランは対立解消に向けた合意に「極めて近い」ものの、最終合意にはなお至っていないとの認識を示した。ただ、向こう数日以内に合意に署名できるとの見通しを示した。
高官は匿名を条件に記者団に対し「交渉チームは極めて良い位置まで来た。まだゴールには達していないが、極めて近い」と述べた。
その上で、イランとの合意条件はトランプ米大統領が掲げる目標の中核部分を達成するもので、「最終的に極めて良い形に持っていく」と指摘。合意の覚書(MOU)には、ホルムズ海峡の再開のほか、米国によるイラン港湾への封鎖解除が含まれていると明らかにした。
また、覚書はイランの核計画の解体につながるもので、イランが保有する高濃縮ウランは現地で処理された後、国外に搬出されると説明。これらの措置が長期的に履行されることを確実にするため、査察体制も盛り込まれていると述べた。
その上で、イランは覚書に署名することや、米国と協議を続けることで見返りを得ることはないと指摘。「イランは合意された義務を履行すれば経済的な見返りを得る。確約通りに核物質を引き渡せば見返りを得られ、核計画や施設を解体すれば、さらなる見返りが得られる」と述べた。