ロシアプーチン大統領は5日、ロシア正教のクリスマスに合わせ6日正午(日本時間6日午後6時)から36時間、ウクライナでの停戦を命じた。

ロシア正教会最高位のキリル総主教のクリスマス停戦の呼びかけを踏まえた措置という。

ウクライナゼレンスキー大統領は5日、ロシアのプーチン大統領が命じた一時的な停戦に否定的な姿勢を示した。

ゼレンスキー氏は5日夜公開したビデオ演説で「ロシアはドンバスにおけるわれわれの兵士の前進を食い止め、武器や戦力をわれわれの拠点に近づけるためにクリスマスを隠れみのとして利用しようとしている」と批判。

ロシアが侵略を終わらせることが終戦を意味するとし、「ロシア兵士がわれわれの土地にいる間、戦争は続く。ロシア兵が去るか、われわれが彼らを追い出したときに戦争は終わる」と強調した。

ウクライナ大統領府のポドリャク顧問も、プーチン氏による停戦提案を「偽善」と述べ反発。「ロシアが占領地から撤退して初めて『停戦』が可能となる」として拒否した。

これに先立ち、ロシア正教会のキリル総主教がウクライナ側にも停戦を呼びかけていたが、ポドリャク顧問は「皮肉な罠でプロパガンダの要素」と退けていた。

欧州連合(EU)のミシェル大統領はツイッターで「ロシア軍の撤退は平和と安全保障を回復させるための唯一かつ重大な選択肢だ。一方的な停戦の発表は、違法でばかげた併合とそれに伴う住民投票と同じくらいインチキで偽善的だ」と述べた。

[ロイター]
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