とはいえ、先行きが明るくなったわけでは全くない。プーチンが5つの条件のうち1つでものむ可能性は極めて小さいからだ。

それでも客観的に見れば、これらの条件は合理的に見える。また、それを示したことにより、ゼレンスキーは外交的解決に関心があることを、ウクライナを支持する(が気持ちが揺れている)世界中の人々に示し、道徳的に有利な立場に立った。

プーチンが和平交渉に関心を持つとすれば、今回のヘルソン撤退が後押しになるかもしれない。そして双方が和平交渉に臨むとすれば、ドニプロ川を境界線とすることが出発点になるかもしれない。

ただ、今はどちらもそのつもりはなさそうだ。ゼレンスキーは勝利しつつあると思っているし、プーチンはまだ負けていないと思っている。

この戦争は、まだしばらく続きそうだ。

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