経済制裁には石油よりも武器

だが現実には、アメリカの主張を受け入れさせることは難しい。そもそもインドはロシアに対し、国境地帯における中国の挑発への非難を期待したことはない。さらに欧州を含む主要な買い手がロシアのエネルギーを輸入し続けるのであれば、ロシアは武器の生産を継続できるはずだ。

インドは長年、自国の防衛産業の生産能力不足に悩まされてきた。ロシア製の武器に依存しきった現状では、輸入を止めるわけにはいかない。

結局、アメリカにとってインドをロシア製の武器から引き離すよりは、依存度が低いロシア産原油から引き離すほうが簡単だ。インドのジャイシャンカル外相は11日の記者会見で、「おそらくわが国の1カ月分の輸入量は、ヨーロッパの半日分にも満たないだろう」と述べたが。

バイデン政権には、長期的にみてもっといい戦術もある。自国からインドへの武器輸出をさらに拡大し、他の主要な武器供給国(フランスとイスラエル)にも同調を促し、インドの国産兵器製造能力の強化を支援することだ。

From Foreign Policy Magazine

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