サルバドールは、WHOは北朝鮮の当局者たちと今後も連携を続けると表明。そうすることで、北朝鮮がワクチンの公平な分配を目指す国際的枠組み「COVAX」を通して、ワクチン供給を受けるための要件を満たせるようにしていくと述べた。

WHOが最新の週間報告書を発表する数週間前、金正恩はCOVAXから分配された新型コロナワクチンの受け取りを断っている。その後の与党・朝鮮労働党の会議の中では、「我々のやり方で」ウイルス対策を強化していくよう当局者たちに指示していた。

COVAXを代表してワクチンの調達や輸送を管理しているユニセフ(国連児童基金)は9月、北朝鮮に対して中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物科学)製の新型コロナワクチン約300万回分を分配したものの、北朝鮮からは、深刻な影響を受けている国々に譲るという回答があったと明らかにしていた。

これについて一部のアナリストは、シノバック製ワクチンの有効性に疑問の声があがるなか、北朝鮮としてはより有効性の高いワクチンの供給を受けたいという考えがあるのだろうと指摘している。

ユニセフによれば、北朝鮮保健省は、今後のワクチン受け取りに向けて、COVAXと連絡を取り続ける意向を示した。

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