「できるだけ政府にはくみしない」──シュプレヒコールやスローガンに比べて地味ではあるが、今の市民はそんな抵抗スタイルを貫こうとしている。それは、あのミャンマーのデモでも話題に上がっている「市民的不服従」だ。
実は香港でも、雨傘運動のきっかけとなった「オキュパイ・セントラル(中環占拠)」の発案者がこの「市民的不服従」を提唱していた。それが今や、誰が呼び掛けるでもなく市民の手段になっている。
今月11日には、全国人民代表大会で香港の新たな選挙制度が決まった。そこではまるで「おしおき」とでもいうように市民が長年求め続けてきた直接選挙制度が遠ざけられた。
だが人々は公正、法治、民主や透明さがいかに尊いかをひしひしと感じている。
だからこそ、香港人はまだ諦めてはいない。人々の心は公正さ、透明さを求め続けている。
2026年10月20日号(10月14日発売)は「進化する世界の鉄道」特集。
鉄道黄金期を迎えたヨーロッパを旅する――コリン・ジョイス(ジャーナリスト)/豪快かつ特異なアメリカ大陸鉄道史/膨張する中国鉄路の野望/「夢の超特急」リニアの現実/韓国、アフリカ、インド……世界を駆ける鉄道新事情
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます