両方とも、スマホ対応に乗り遅れたのが廃れた原因である。ところが今、この2サイトがスマホ対応で復活し再ブームを狙っているという。サイワールドは、先日5月に復活するという発表が行われた。バディバディもLINEやKakaoTalkがすでに定着しているなか、どのような戦略で復活をするのか楽しみである。

mixi最後にログインしたのはいつ?

さて、今回のサイワールド復活の話が、当時20代だった同世代の韓国人友達との間で噂になり始めた頃、日本発のSNSであり同じく2000年代に一世を風靡した「mixi」を思い出した。

今、巷で話題となっている音声型SNS「Clubhouse」や、翌朝にならなければ見られない写真SNS「Dispo」などは、完全招待制度が注目を集めたが、mixiも開始当初は友人からの招待が無ければ会員になれなかったのだ(その後2010年には招待制は廃止されている)。

ちなみに、mixiは今でもログイン可能である。今回の韓国のレトロWEBサイトブームに乗っかり、筆者も久しぶりに日本版ニュートロ「mixi」にログインしてみた。

写真は、2011年から2015年まで「観た映画リスト」をこまめにアップしている。仕事上年間300本以上は観ているであろう作品のポスターと日付を全てアップしているとは、我ながらマメだなぁと感心してしまった。

そして、mixiといえば何といっても「日記」である。2006年の2月2日から2013年まで、最後は1年に数日しか書いていないものの、なんと7年分の日記が出てきた。

夢のため異国で必死にもがいていた7年前の自分

2014年4月14日には、韓国の国営放送局であるKBSから会社に電話がきたようだ。筆者が勤めていた映画配給会社で購入したアニメ映画を、KBSの映画紹介番組で放送してくれる予定だった。しかし、主人公が着物を着ているシーンがあり、これがセンサーシップに引っかかるらしく、編集しなくてはいけないとの連絡があった。日記の最後には「アニメでも着物はまだ放送NGなのね...」と締めくくっている。この当時、政治情勢的な事情や日本文化にまつわる規制もまだまだ多く、日記を見ているとそういった愚痴が多い。

さらに、会社のエピソードでは、2010年1月、なんと韓国海軍から電話が来る。海軍担当者が「そちらの会社で、ここ最近新人俳優や歌手などのオーディションなどは行いましたか?」 と電話口で尋ねてくる。「会社名に"エンターテインメント"が入っていますが、うちは映画の売り買いをする会社なので、俳優とかのエージェンシーではありません。」と説明する当時の筆者。

海軍担当者は納得したが、理由が気になったので「どうしたのですか?」と聞くと、「海軍から脱走者がでたのですが・・・彼が以前から芸能人になりたいと言っていたのです」 「そしたら昨日、彼名義の携帯の電源が○○区エリアで入ったので、このあたり一体のエンターテイメントの会社に片端から電話かけているところです」という回答。まさに、韓国の映画会社ならではのびっくりエピソードである。

結局、自分の日記が懐かしく2時間近く遡って読みふけってしまった。外国人として韓国という異国で、映画という自分の夢をかなえるために必死でもがき、状況にしがみついてでも付いていこうとする当時の自分と対面し、愛おしく感じた。

日記とは、こうして読み返すために書いておくのかもしれない。小さな悩みも、仕事の愚痴も、失恋の悲しみも、文章にぶつけている自分がいじらしく、タイムマシーンに乗って「大丈夫だよ、この後何とかなるよ。この後笑い話になるよ」と語りかけてあげたい気分だ。

サイワールドが復活した暁には、当時の写真もザクザク出てくることだろう。どんな自分に再会できるのか、復活予定の5月が今から楽しみである。

[映像] 韓国ネチズン騒然 あのSNSが復活
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