
だからこそ、個人的には新型コロナで命を落とした親しい友人を悼むと同時に、今回のパンデミックに希望を感じている。世界中の人々が世界史上初めて、どの国も独力では克服できない共通の脅威に直面していることを認めざるを得なくなった。
世界の人々が新型コロナを打ち負かすためにいや応なく団結することになれば、一つの教訓を学べるかもしれない。気候変動、資源の枯渇、格差と闘うためにも団結する機運が高まる可能性がある。
そうなれば、新型コロナは最終的に世界の人々を持続可能な道へと導き、悲劇と同時に救いをもたらすことになる。
(筆者はカリフォルニア大学ロサンゼルス校教授、生物地理学者。ピュリツァー賞受賞『銃・病原菌・鉄』など多数のベストセラーがある)
<2020年12月29日/2021年1月5日号「ISSUES 2021」特集より>
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