ペルー政府は12日付の声明で、中国製薬大手の中国医薬集団(シノファーム)が開発する新型コロナワクチンの臨床試験で、被験者の1人に「重い有害事象」が見られたとして、臨床試験(治験)を中断したと発表した。
治験に携わっているカジェタノ・エレディア大学のヘルマン・マラガ首席研究員は、被験者1人に脚の筋力低下が見られたと述べた。
保健省は、この症状が「新型コロナワクチンに関連しているのか、別の理由かについて現在調査を行っている」とし、「治験を一時中断する決定は、研究対象の健康を守るための治験の安全規定に従ったものだ」と説明した。
シノファームはペルーで約1万2000人の被験者を対象に治験を進めており、数日中に第1段階を完了する見通しだった。ペルーではこれまでに新型コロナウイルス感染症で約3万6544人が死亡している。
[ロイター]

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
【話題の記事】
・新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
・巨大クルーズ船の密室で横行する性暴力
2026年6月2日号(5月26日発売)は「ヘルスリテラシー 健康知識を読み解くクイズ50」特集。
偽情報があふれる時代。医療・健康の知識を正しく見極め理解する最適の方法は?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます