2日には、中国人民解放軍が8機の軍用機(うち6機はジェット戦闘機)を台湾の防空識別圏(ADIZ)に飛来させたと、台湾国防部が明らかにした。

台湾海峡における中国軍の偵察機や戦闘機の活動は、9月半ば以降活発化している。台湾国防部は現在、人民解放軍の軍用機による台湾ADIZへの侵入事案について、毎日情報を更新している状況だ。ただしADIZの定義は、国際法のもとで明確に規定されたものではない。

3日の記者会見で、厳徳発(イェン・デファ)国防部長(国防相に相当)は、台湾軍は蔡から「厳戒態勢」を取るよう命じられており、アメリカ大統領選挙の結果を受けて中台間の力学に変化が生じた場合に備え、台湾軍は「あらゆる不測の事態への対応策」の準備ができていると述べた。

10月31日に開催された、政権主要幹部が出席する国家安全会議において、蔡は、アメリカ大統領選挙がこの地域に及ぼす潜在的影響、そして、より広範な米中関係への影響についての報告を聞いたと厳は述べた。

(翻訳:ガリレオ)

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