ナイジェリアで21日、警察の暴力に対する抗議活動が一部で暴動に発展し、治安部隊による発砲で死者が出たほか、最大都市ラゴスや幾つかの州で夜間外出禁止措置が実施されるなど混乱が広がっている。

ブハリ大統領は「相互理解と平穏」を訴えているが、ラゴス市内では住民から相次いで発砲音を聞いたとの声が寄せられた。若者らは倒した信号機や樹木、岩などを使って主要道路を封鎖。ロイターが確認した映像には、武装した警官部隊が地面に横たわる男性を足蹴にした後、警官の1人が背中を撃ち、男性の体を引きずり回している様子が記録されていた。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、ナイジェリアの軍と警察が20日、平和的な抗議活動をしていた少なくとも12人をラゴス市内で殺害した。抗議活動が始まった8日以降では、国内全土で56人以上が死亡したという。

当初抗議の矛先が向けられたのは、「特別強盗対策班」と呼ばれる警察の部隊で、平気で殺人や拷問などを行うと人権団体から長らく批判されていた。この部隊は11日に解体されたものの、より抜本的な警察・司法改革の要求を掲げた活動が継続している。

[ロイター]
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