米カリフォルニア州で、新型コロナウイルスの感染防止に向け、約4000万人の住人に外出禁止令が発令された。米ニューヨーク州でも非必須事業の停止と従業員の在宅勤務を義務付ける行政命令が出る見通しとなっている。

ニューソム・カリフォルニア州知事は19日、同州の全住民に当面、原則として外出を禁じる外出禁止令を出した。

会見で、外出禁止令について、今後8週間に同州住民の約56%に当たる2500万人が新型コロナに感染する可能性があるとの専門家の予測を踏まえた措置と説明。「住民は(外出禁止令に)従うと確信している」と述べた。

食品や薬の購入、医師の受診、一部仕事のための外出は認める。実施期間は明言せず、少なくとも8週間は続くとの見解を示した。

クオモ・ニューヨーク州知事は20日、全ての非必須とされる事業の営業を停止し、非必須の従業員を自宅にとどまらせる行政命令を同日中に発令する見通しと発表した。

クオモ知事は「最も抜本的な行動」とし、「屋内にとどまり、外では単独で運動すべき」と促した。

行政命令の違反者には罰金が科され、命令に従わない事業は閉鎖されるとしつつも、屋内退避令でもカリフォルニア州のような外出禁止令でもないと強調した。

ニューヨーク州ではこれまでに7102人の感染を確認。うち4408人はニューヨーク市で確認されている。カリフォルニア州では1000人以上が感染、死者は19人。20日午前時点で、米国内での感染者は1万2000人超、死者は200人超。

デブラジオ・ニューヨーク市長はMSNBCとのインタビューで「トランプ大統領は存在感がない」とし、明確な計画を示していないと批判。さらに「われわれにはマスクも人工呼吸器もない」とし、トランプ氏が軍を投入しない限り、ニューヨークの病院では数週間以内に医療用品が不足する可能性があると述べた。

また、米連邦航空局(FAA)は、従業員に新型コロナの陽性が判明したことを受け、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港の航空管制塔を一時閉鎖したことを明らかにした。残りのスタッフは空港内の別の場所から業務を続けるという。

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[ロイター]
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