オーストラリアの観光業界団体は、同国の森林火災による業界の損失がこれまでに約10億豪ドル(6億9000万米ドル)に達したとの試算を明らかにし、観光客の呼び戻しに向けて政府に支援を求めた。

同国では長引く森林火災によってこれまでに29人が死亡、ブルガリアの国土に相当するエリアに被害が広がり、夏季の観光シーズンに複数の海岸地域が打撃を受けている。

豪観光業協議会のエグゼクティブディレクター、サイモン・ウエストウェイ氏は「火災の映像が世界に広がっておりオーストラリアにとって非常に悪い。影響を懸念している」と述べた。

観光は1兆9500億豪ドル規模の豪経済の3%超を占め、年間900万人の外国人観光客が同国を訪れるほか、国内観光も成長している。

ウエストウェイ氏によると、火災の影響を受けていない地域では宿泊予約のキャンセルが60%を超え、影響を受けている地域には観光客は全くいない。

こうした中、業界幹部は16日にバーミンガム観光相と面会する。バーミンガム氏は、業界関係者から直接フィードバックを得たうえで、多くの観光地が火災の影響を受けていないという安心感を観光客に与えるための戦略を練ると述べた。

[メルボルン 16日 ロイター]
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