データの分類を担う従業員にとって、中国のデータ処理産業に身を投じる理由は簡単だ。退屈に感じられることもあるとはいえ、中国の中小都市・村落に戻りたいと考える若年労働者が就ける他の仕事に比べれば、この仕事は恵まれている。

Qianjiで働く分類スタッフは、人々の写真、監視カメラの映像や街路の画像にデータポイントを付加する作業で、1日約100元(約1600円)の収入を得ている。

従業員によれば、たいていは簡単な作業だが、一部の海外コンテンツに関しては厄介な部分もあるという。

Qianjiの分類スタッフであるジア・ヤフイさんは、「あるとき、欧州スタイルの食洗機の付いた調理機械だと思って分類していたら、後になって、実際には別々のレンジ台と食洗機だと言われた」と語る。

こうした分類作業は、テクノロジー産業による雇用の恩恵の一部を農村地域にもたらしているが、分類スタッフがやっている作業の多くを肩代わりできる程度にAIが進化してしまえば、その恩恵も短命に終る可能性がある。

QianjiのリューCEOは、「この産業はまだ3─5年は存在し続けると思う。だが長期的なキャリアにはならないかもしれない。今のところは5年計画しか考えられない」と語った。

(翻訳:エァクレーレン)

[ロイター]
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