Steve Holland
[ワシントン 5日 ロイター] - トランプ米大統領の妻、メラニア夫人は5日、ホワイトハウスで開かれた式典にロシア、ウクライナ双方の代表とともに出席した。ロシア支配下にあるウクライナ南部ヘルソン州オレシュキで最近実現した6日間の停戦の仲介に関与しており、式典はこの停戦をたたえる目的で開催された。
関係筋によると、式典にはロシアのドミトリエフ大統領特別代表が出席し、米政府当局者らと会談した。ロシアと米国の当局者が対面で接触するのは、トランプ大統領が属する共和党が中間選挙で上下両院の支配権を失って以降で初めてとなる。
ウクライナからは与党幹部のダビド・アラハミヤ氏のほか、ドミトロ・ルビネツ最高会議(議会)人権問題全権代表(オンブズマン)らが出席。アラハミア氏は式典で、ロシアによるウクライナ侵攻の終結に向けた取り組みを継続するようメラニア夫人に呼びかけた。
メラニア夫人は式典で「私たちは戦争ではなく人道を選んだ」とし、「オレシュキにもたらした勇気を生かし、罪のない人々の苦しみに対する共通の懸念を通じて共通基盤を見いださなければならない」と語った。
ドミトリエフ氏はロシアの政府系投資ファンド、ロシア直接投資基金(RDIF)を率いており、ロシアに拘束された米国人の解放のほか、ウクライナの子どもたちの家族との再会支援、オレシュキでの人道支援活動の調整などに関与してきた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、オレシュキでの停戦実現を支援したとして、メラニア夫人に国家勲章を授与している。
米国、ロシア、ウクライナの3カ国は10─11日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで実務者協議を再開する。