Phil Stewart Steve Holland
[ワシントン 4日 ロイター] - トランプ米大統領は4日、対イラン戦争を推進してきたヘグセス国防長官について記者団に「彼は非常に良い仕事をしていると思う」と述べ、更迭を否定した。
2006年の中間選挙では、イラク戦争に対する有権者の不満が民主党の議会過半数獲得につながり、共和党のブッシュ大統領が選挙翌日にラムズフェルド国防長官を解任。トランプ氏の対応はこれと対照的だ。
しかし複数の関係者によると、共和党が今後敗北の検証を進める中で、トランプ氏がヘグセス氏を交代させる可能性は残っている。
トランプの顧問の1人は、戦争を理由にヘグセス氏が「首切り台に送られる可能性はある」と話し、「誰かが責めを負わされることになるが、それが彼(トランプ氏)でないことはお分かりだろう」と続けた。
3日の中間選挙では、対イラン戦争を巡る有権者の怒りなどを背景に、民主党が上下両院を制した。
トランプ氏はこれまでヘグセス氏を、この戦争を強く後押しした人物だと説明してきた。
国防総省はヘグセス氏が2029年1月20日のトランプ政権満了まで同省を率いることに「100%コミットしている」とコメントした。
ヘグセス氏は物議を醸すことが多く、身内の共和党内にさえ敵を作ってきた。共和党のトム・ティリス上院議員は3日夜、CBSニュースに対し、ヘグセスには「審判の時」が近づいていると述べた。
民主党はヘグセス氏と、同氏による国防総省の運営について調査すると約束している。同氏の補佐官らは、調査の対象が対イラン戦争への対応から軍高官の粛清まで、多岐にわたる可能性があると語った。