[チューリヒ 5日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行、SNB)のマルティン・シュレーゲル総裁は5日付の経済紙ハンデルスツァイトゥングのインタビューで、最近の国内インフレ率の急上昇は中銀の想定を上回ったとし、経済の他の分野への波及を警戒していると述べた。

3日発表の政府統計によると、10月のインフレ率は1.5%と、約3年ぶりの高水準となった。エコノミストの間では、中銀が12月の次回会合で利上げするとの観測が強まっている。

シュレーゲル氏は「スイスのインフレ率は、前回の金融政策評価以降、上昇している」とし、「10月のインフレ率は1.5%と、SNBの予想さえ上回った」と述べた。

燃料費や暖房費の上昇が主因だったが、10月は衣料品や食品、靴の価格も上昇したという。

SNBはインフレ率を0─2%に収めることを目指している。シュレーゲル氏は、状況を注意深く見守り、特に物価上昇が賃金や家賃など経済の他の分野に波及しているかどうかを注視するとした。

「これまでのところ、顕著な二次的波及は見られていないが、今後生じる可能性は排除できない」とし、「物価の安定が脅かされれば、SNBは金融政策の調整をためらわない」と語った。

SNBの政策金利は0%と主要中銀の中で最も低い。次回の金融政策発表は12月10日に予定されている。

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