[北京 29日 ロイター] - 中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)が29日発表した第3・四半期決算は、純利益が前年同期比28%増となったものの、市場予想を下回った。国内で激化する競争が海外市場にも広がっている。

証券取引所への提出資料によると、純利益は100億元(15億ドル)。増益率は前四半期の30%から鈍化した。

ロイターがまとめた証券会社3社の予想は114億─129億5000万元で、これを下回った。

売上高は前年同期比13.6%増の2215億元。第2・四半期の3%減から増収に転じ、4四半期連続の減収に歯止めをかけた。

自動車アナリストのフェリペ・ムニョス氏は「他の中国メーカーも相次いで進出しているため、急速な事業拡大は勢いを弱めている。BYDにとって輸出先市場での競争が激しくなっている」と指摘。「今後数四半期はBYDにとって一段と厳しくなる」と述べた。

同社の開示資料に基づくロイターの算出によると、第3・四半期の世界販売台数は前年同期比18.8%増の132万台超となった。海外向け出荷が2倍以上に増え、中国国内の販売低迷を補った。

王伝福会長は6月、5年以内に世界の自動車業界で首位を目指す方針を示していたが、李柯執行副総裁は海外事業の成長にとって最大の課題は地政学だとの認識を示した。

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