Jacob Bogage Luc Cohen Bo Erickson

[ロックヒル(米サウスカロライナ州) 29日 ロイター] - トランプ米政権は29日、中間選挙のアラスカ州連邦上院選で共和党現職候補が僅差で敗北した場合に選挙結果の認定を阻止するよう求める訴訟で、修正した訴状を提出した。また、事情に詳しい関係者によると、調査の一環として40件を超える召喚状と文書提出要求を発出した。

米司法省の修正訴状は、民主党の選挙関係者が、共和党現職のダン・サリバン上院議員から票を奪う可能性のある同姓の候補者を擁立したとする米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)の報道を引用。こうした動きが有権者を欺き、民主党候補のメアリー・ペルトラ氏の当選を後押しすることを狙ったものだと主張した。

アラスカ州のダンリービー知事も、この疑惑について州による調査を求めた。

NYTによると、ペルトラ氏の側近らは、陣営の弁護士や民主党上院選挙対策委員会の幹部と協力し、サリバン上院議員の票を奪う可能性がある候補者2人を擁立した。このうち1人は元教師のダニエル・J・サリバン・ジュニア氏で、無所属候補として投票用紙に名前が記載されている。

トランプ氏は同紙の報道以前から、ペルトラ氏が当選した場合に備えてアラスカ州による当選認定を阻止しようと、司法省に訴訟提起を働きかけていた。

トランプ氏は29日、記者団に対し「(ペルトラ氏が)出馬を許されること自体、信じ難い。率直に言って、ああいう人物の出馬をどうして認められるのか分からない。あまりに不公平だ」と述べた。

ロサンゼルスのロヨラ・ロースクールで選挙法を専門とするジェシカ・レビンソン教授は、現職への対立候補であるダニエル・J・サリバン氏が資金支援を隠していない限り、その選挙運動は法律に違反していない可能性が高く、政党が有権者を誤解させることも法律上は認められていると指摘。こうした行為を取り締まれば、候補者が立候補を決めた理由や、有権者が候補者を支持する理由を政府が調べることにつながりかねないと述べた。

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