Anhata Rooprai Max A. Cherney
[29日 ロイター] - 米半導体大手インテルが29日発表した第4・四半期(10─12期)の利益・売上高見通しは市場予想を下回った。イスラエルでの工場爆発事故や長期にわたるパソコン(PC)市場の減速が、人工知能(AI)サーバー向けチップに対する堅調な需要を相殺した。時間外取引で同社の株価は20%超下落した。
インテルは、第4・四半期の売上高は150億─160億ドルとの見通しを示し、LSEGがまとめたアナリストの平均予想の170億7000万ドルを下回った。調整後1株当たり利益見通しは0.25ドルと、予想の0.43ドルを下回った。
デービッド・ジンスナー最高財務責任者(CFO)はロイターとのインタビューで、「今後、PC市場の減速は少なくとも来年前半まで続くとみている。供給を増やし、将来の成長を支えるため、生産能力と運転資本への規律ある投資を継続していく」と述べた。
また、イスラエルのキリヤット・ガットにある工場で10月に発生した爆発事故により、第4・四半期の売上高見通しが約3億ドル、売上総利益率が約200ベーシスポイント(bp)押し下げられたと推計していると説明。その上で、第1・四半期にも売上高に同程度の影響が出るとみていると述べた。
同社は、2026年の設備投資見通しを200億ドルとし、7月時点の180億ドルから引き上げた。生産能力拡大に向け、27年の投資額は大幅に増加するとの見通しを示した。
併せて発表した第3・四半期(9月26日終了)の売上高は、前年同期比21%増の165億1000万ドルと、市場予想の165億ドルとほぼ一致した。調整後1株当たり利益は0.52ドルと、市場予想の0.40ドルを上回った。
PC向けチップ事業の売上高は5%減の81億ドルと、市場予想の89億8000万ドルを下回った。