Deborah Mary Sophia Greg Bensinger
[29日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムが29日発表した第4・四半期(10─12月)業績見通しは、売上高の予想レンジ下限が市場予想を下回った。インフレ高進に伴う家計負担の増加で消費支出が圧迫される中、年末商戦で小売需要の鈍化に対する懸念が高まった。第3・四半期の多額の現金流出も明らかにし、株価は時間外取引で約5%下落した。
第4・四半期の売上高は2400億─2470億ドルと予想。レンジの下限はLSEGが集計したアナリスト予想平均(2445億1000万ドル)を下回った。
第3・四半期は直近12カ月ベースの現金流出が424億ドルとなった。設備投資が772億6000万ドルと、LSEGがまとめた市場予想を約200億ドル上回った。
前期は76億ドルの現金流出、前年同期は148億ドルの現金創出を報告していた。
インベスティング・ドット・コムのシニアアナリスト、ジェシー・コーエン氏は、株価下落の理由としてフリーキャッシュフローと「弱い業績見通し」を挙げ、「アマゾンの第3・四半期決算は二重の失望を招いた」と述べた。
<クラウド事業が成長けん引>
第3・四半期のクラウドコンピューティング部門「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」の売上高は前年比39%増の460億ドル。伸びは第2・四半期の37%からやや加速した。LSEGがまとめた市場予想は38.2%増の456億1000万ドルだった。
年間設備投資見通しは約2200億ドルに据え置いた。