Dan Peleschuk Max Hunder

[キーウ/ドニプロ(ウクライナ) 29日 ロイター] - 米国が仲介するロシアとウクライナの和平実現に向けた3国協議の再開が調整される中でも、ロシア軍はウクライナ各地への攻撃を継続し、29日は東部ドニプロペトロウスク州の州都ドニプロの鉄道駅へのドローン(無人機)攻撃で少なくとも14人が死亡したほか、北部チェルニヒウ州と中部ポルタワ州で合計5人が死亡した。ただ、南部ヘルソン州での局地的な停戦は維持されており、外交交渉再開への期待は消えていない。

ウクライナ国鉄によると、ドニプロではロシア軍のジェット推進式のドローンが市内の主要な鉄道駅のホームを直撃した。攻撃があった際、一般の列車が駅を出発するところだったという。現場では、破片による損傷の跡が残る舗装路面に遺体が散乱。空襲警報のサイレンが鳴り響く中、警察官らが黒い遺体袋に遺体を収容する様子が見られた。

チェルニヒウでは、市中心部の繁華街に対するドローン攻撃で10代の少女2人が死亡し、子ども4人を含む23人が負傷。ポルタワ州クレメンチュクでは住宅への攻撃で3人が死亡した。このほか、南東部ザポリージャでは市バスが3回にわたりドローン攻撃を受け、6人が負傷した。

新たな3カ国協議の調整が進められる中、 ウクライナのブダノフ大統領府長官ら政府高官は、ウクライナのパートナー国に対しロシアへの圧力を強めるよう求めている。ブダノフ氏はXへの投稿で「ロシアは鉄道や駅、住宅で意図的に民間人を標的にしている」と非難。コレツキー首相も通信アプリ「テレグラム」への投稿で「このようなテロ行為を正当化する理由はなく、今後も決してあり得ない」と非難した。

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