Milana Vinn Anuja Bharat Mistry

[29日 ロイター] - 米料理宅配大手ドアダッシュは29日、食料品宅配企業インスタカート(メープルベア)を約170億ドルで買収すると発表した。競争が激化する中、成長する米食品配達市場への進出を加速させる。取引は2027年末から28年前半に完了する見込み。

食料品やその他の小売分野に事業を拡大し、大規模な施設や配送網を持つ米小売り大手ウォルマートや通販大手アマゾン・ドット・コムといった資金力のある企業に対抗する狙いがあるとみられる。実現すればドアダッシュにとって過去最大規模となる。料理宅配業界はコスト高や配達員の規制強化もある中で、世界的に業界再編が進んでいる。

ドアダッシュのトニー・シュー共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は「食料品はオンラインで成功させるのが最も難しい分野の一つ」とし、インスタカートはそのサービスをうまく提供する方法を長年にわたり蓄積してきたと言及した。

ドアダッシュは、インスタカートの株主の保有株1株につき65ドルを提示。買収報道が出る前の22日の終値に対して約26%のプレミアムが付いた水準。

アナリストは、取引完了までの期間が長いことは、双方が長期にわたる反トラスト(独占禁止)審査を見込んでいることを示唆しているとした。

当局への提出書類によると、インスタカートの解約金は6億5000万ドル。特定の状況で取引が中止された場合、ドアダッシュは12億5000万ドルを支払う必要がある。

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