Jarrett Renshaw
[ワシントン/コーパスクリスティ(米テキサス州) 27日 ロイター] - 米国と石油生産会社NABEPの合意に基づくベネズエラ産原油の第1便が27日、テキサス州で荷揚げされた。ホワイトハウス当局者によると、米政府は100万バレルを無償で受け取り、米エクソンモービルとベネズエラ資本のシトゴ・ペトロリアムが運営する製油所に売却する。
NABEPは当初、米政府が生産量の20%を原価で購入できる権利に基づく供給と説明したが、その後、合意の歴史的意義をたたえ、無償で提供したと声明を更新した。
合意は米政府にNABEPの親会社の株式35%と原油を割安で調達する権利を与えるもの。米軍が1月にマドゥロ大統領を拘束し、政権から排除した後に成立した。NABEPは競争手続きを経ずに、既存の3油田に加えて14油田を追加取得した。
トランプ米大統領はこの日、港を訪れ、「彼らは100万バレルの原油を船に積んで、私への贈り物として送ってくれた。私はそれを米国に贈る」と記者団に述べた。
中間選挙を来週に控え、燃料価格が共和党の弱点となりかねない中、今回の供給はトランプ氏が割安な原油の確保を自身の政策による経済的恩恵としてアピールする機会となる。共和党のパクストン候補と民主党のタラリコ候補が対決するテキサス州の上院選は、上院の多数派を左右する可能性がある注目の選挙戦とされている。