Elena Fabrichnaya Gleb Bryanski

[モスクワ 23日 ロイター] - ロシア中央銀行は23日、主要政策金利を14%に据え置くことを決定した。物価上昇圧力とインフレ期待が高止まりしており、9月会合に続いて金利を維持した。2026年のインフレ率見通しについては7.1─7.6%と、従来の6.0─7.0%から引き上げた。

今回の据え置き決定は、ロイターがまとめたアナリスト20人の予想と一致した。中銀は27年の平均政策金利の見通しを12.5─13.5%と、従来の10.5─12.5%から引き上げた。

ロシアでは、今年に入ってウクライナによるドローン攻撃で多くの製油所が操業停止し、ガソリンやディーゼル燃料(軽油)の価格が上昇。公共料金の値上げもあり、インフレ率が高止まりしている。中銀は、27年に目標とする4%に落ち着くと見込んでいる。

中銀は「特定の分野での一時的な生産能力の低下の影響があり、基礎的な物価上昇率は鈍化していない」との見方を示した。燃料価格が物価動向全般に影響を与える一方、「特定分野の生産能力の長期的な縮小」がインフレリスクにつながると言及した。

ロシアの財政赤字は26年に国内総生産(GDP)比3.2%に悪化する見通し。軍事費がかさみ歳出は13%増える見込み。26年の経済成長率見通しは0.6%で、高金利環境で経済成長が抑制され、政府の債務返済に影響が出る可能性がある。

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