Maria Martinez
[ベルリン 23日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた10月のドイツ総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.8と、9月の53.8から低下した。新規受注の増加が小幅にとどまったことが要因。ただ、4カ月連続で景況拡大・悪化の分かれ目となる50を上回った。
市場予想は53.3だった。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクス・アソシエート・ディレクター、フィル・スミス氏は「ドイツ全土で事業活動が持続的な上向き傾向を示しており、心強いものだった。とはいえ、成長の鈍化はユーロ圏最大の経済大国における回復が依然として脆弱であることを浮き彫りにしている」と述べた。
工場の生産は堅調なペースで増加を続けており、製造業PMIは9月の53.9から54.2へと上昇。2カ月ぶりの高水準を記録した。
一方、サービス業は2カ月連続で拡大したものの、その伸びは小幅にとどまり、PMI指数は52.9から51.7に低下した。
民間部門全体の新規受注はわずかに増加したにとどまった。サービス業では、企業が顧客の意思決定の遅れや予算の引き締めを報告する中、需要が停滞。製造業の受注の伸びは3カ月ぶりの低水準に鈍化したものの、輸出販売に支えられ続けた。
モノ・サービスの販売価格に関する総合的なインフレ率は7カ月ぶりの低水準となったが、依然として長期平均を大幅に上回っている。
ドイツ企業は今後12カ月の生産見通しについて全体として楽観的な姿勢を維持。サービス企業のマインドは2月以来の水準に高まった一方、製造業の期待は投入価格上昇への懸念から7月以来の低水準に落ち込んだ。