Atsuko Aoyama
[東京 23日 ロイター] - 大樹生命保険は23日、2026年度下期の超長期債投資について、低利回り債から高利回り債への入れ替えを積極的に進める方針を示した。計画としては国内債券の残高を横ばいとしているものの、妙味次第で為替ヘッジ付外債から国内債へのシフトを検討する考え。上期は簿価ベースで900億円の積み増しを実施し、下期も最大で500億円程度と見積もっており、年度では最大1400億円規模の積み増しとなる可能性がある。同社の運用統括部長の為我井心氏が運用説明会で語った。
為我井氏はALM推進を目的とした超長期債投資について、ヘッジ外債と比べた妙味で「国内債の方が強いと判断した場合には、上期同様、ヘッジ外債から国内債へのシフトを検討していきたい」と述べた。上期には国内債を積み増した900億円分、ヘッジ外債が減少した。
オープン外債は引き続き減少の計画。上期は100億円の減少だった。株式は横ばいとし、投資妙味に応じた入れ替えを検討する。上期は50億円の増加。
貸付は減少の見通しで、利回りやESG面での厳選投資を継続。上期実績は200億円の減少となった。オルタナティブ投資は上期実績が50億円の増加。下期も増加の計画で、ダイレクトレンディング・PEを中心とした積み増しを継続する。
日銀の金融政策については、来年1月と7月の2回の追加利上げを予想。ターミナルレート(利上げ最終到達点)は1.75%と想定する。 米連邦準備理事会(FRB)は年内に1回の追加利上げを行うとみている。
足元では株安や米金利の低下などリスクオフの動きがみられるが、そうしたリスクオフの影響は「今のところ一時的とみている」(為我井氏)という。
2026年度末の市場見通し(レンジと中心)は以下の通り。
日本国債10年物利回り 2.85―3.45%(中心3.15%)
日本国債30年物利回り 3.85―4.65%(同4.25%)
日本国債40年物利回り 3.95 ―4.75%(同4.35%)
米10年債利回り 4.30─5.50%(同4.90%)
日経平均 6万4000円─7万4000円(同6万9000円)
米ダウ 5万1000─5万9000ドル(同5万5000ドル)
ドル/円 152―172円(同162円)
ユーロ/円 173―198円(同188円)