Mayu Sakoda

[東京 23日 ロイター] - 朝日生命保険は2026年度下期の一般勘定資産運用で、国内債券について高利回り銘柄への入れ替えを加速する方針を示した。金利が「魅力的な水準」に達したとして、超長期債を中心に買い入れる。外債は当初計画では圧縮を想定していたが、海外金利の上昇を受けて全体の残高は据え置きとする。

内村伸明資産運用企画部長が20日、ロイターの取材で明らかにした。

円債運用では、金利水準が「ある程度の魅力的なところにきている」(内村氏)とみて短期債を売って長期・超長期債を買う入れ替えを上期より2倍程度、速いペースで行う。 将来の保険金支払いに備えて積み立てる責任準備金対応では、30年債を中心に積み増す。

日銀の金融政策については、年度下期に2回の利上げを想定。財政悪化懸念が払拭されていないほか、利上げ継続で金利は一段と上昇する可能性もあるとみている。

外債運用については、年度計画の時点では円債への資金シフトに伴い残高の減少を見込んでいたが、海外金利も上昇していることから上期と同様に横ばいで維持する方針に変更した。低利回り債から高利回り債への乗り換えで、円債シフトと同等の利回り向上効果を実現できると判断した。

為替見通しでは、ドルは150円台の半ばから後半程度でのレンジ推移が続くと想定。デジタル赤字や対外直接投資など円安圧力となる要因は引き続き存在する一方で、大幅な円高進行のリスクは後退したとみている。ヘッジコストも依然として相応にかかることから、為替が現水準で安定している間はオープン比率を高めに維持する方針。

国内株式は、株高が進んだことで上期に一部を売却した。下期も底堅い企業業績などを背景に株高基調は続くとみており、売却で得た資金をオルタナティブ投資などに振り向ける。

不動産は中長期的に残高削減を続ける。

オルタナティブ投資は下期に100億円積み増す計画で、インフラやプライベートエクイティなどを中心に投資する。プライベートクレジットを巡る信用懸念については保有資産への影響は出ておらず、投資案件の審査と分散投資でリスク管理を徹底する。

レンジ(下半期) 年度末

日経平均株価 5万8000─7万5000円 7万円

NYダウ 4万8000─5万8000ドル 5万3000ドル

日本国債10年物利回り 2.60─3.50% 3.20%

日本国債30年物利回り 3.50─4.60% 4.00%

米国債10年物利回り 4.40─5.60% 5.20%

ドル/円 148─162円 155円

ユーロ/円 166─182円 174円

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