ソーシャルメディアで、新たな現象が拡散している。男性なら目にする確率は特に高いだろう。男性ホルモンであるテストステロン増加を目指すTマキシング(最大化)だ。
TikTok(ティックトック)では、リアムという男性のある投稿が再生回数約18万件を記録した。投稿で紹介された研究によれば、男性のテストステロン分泌量はこの10年間で低下。運動や良質な睡眠、健康的な食生活、禁酒が改善のカギになるという。
こうしたソーシャルメディアの影響で、テストステロン値を人為的に上げようとする男性が増加。だが、医師らが指摘するように、特に医学的に必要性がない場合は問題を引き起こしかねない行動だ。
Tマキシングは安全上、懸念すべきトレンドなのか。テストステロン不足ではないのに、外因性のテストステロンを補充すれば、数多くの弊害を及ぼす可能性がある。泌尿器科医で、米ユタ大学外科准教授のアレクサンダー・パストゥシャクはそう本誌に語る。
リアムは低強度の「ゾーン2有酸素トレーニング」や睡眠習慣の改善によって、テストステロン分泌を正常化したと主張する。確かに、どちらも医師が効果を認める方法だ。
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