Brenda Goh
[ソウル 23日 ロイター] - 北朝鮮で今週、断続的なインターネット障害が起き、国が管理する複数のウェブサイトが閲覧できなくなった。米ネットワーク監視会社ケンティックは、この障害はサイバー攻撃が原因だった可能性が高いと分析している。
ケンティックのインターネット分析ディレクター、ダグ・マドリー氏が23日、ロイターに明らかにした。北朝鮮では20日から32時間にわたり、複数のウェブサイトで障害が起きた。障害が始まったのと同じ時期に、ベトナムやフィリピンなどから北朝鮮のインターネットに何度も大量の通信(トラフィック)が押し寄せたという。
マドリー氏は、この通信は全て同時に始まったとし、「間違いなくDDoS(分散型サービス妨害)攻撃だ」と述べた。
ケンティックのデータでは、通信量の急増は現地時間20日午前11時(日本時間、同)ごろに始まった。ただ、データから攻撃者は特定できない。また、ケンティックが分析したのは北朝鮮に向けた通信の一部にとどまるとマドリー氏は説明した。
韓国メディアによると、障害は北朝鮮のドメイン「.kp」を使う40以上の公式サイトに及んだ。外務省や国営朝鮮中央通信(KCNA)のサイトも含まれる。
韓国メディアは、北朝鮮の不安定な電力供給が原因の可能性もあるとするセキュリティー専門家の見方も伝えていた。また今週、世界的にインターネットのサイトに混乱をもたらした、プログラミング言語「PHP」の脆弱性とは無関係とみられる。
北朝鮮のインターネット網は厳しく管理されているが、過去にもまひしたことがある。