[ベンガルール 23日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた10月のインドのHSBC総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は、受注の増加を背景にサービス業が主導し、4カ月ぶりの高水準となった。
ただ、企業が業務量の増加に既存の人員で対応したため、雇用の伸びはほぼ停滞した。
・総合PMI速報値は56.7と、9月の確定値55.9から上昇し、ロイター調査の予想中央値56.1も上回った。景気拡大と縮小の分かれ目となる50を上回り、堅調な成長を示したが、2026年の平均は下回っている。
・サービス業PMIは55.2から56.2に上昇し、民間部門全体の生産拡大ペースを加速させる主因となった。需要は強まったものの、雇用は横ばいとなり、9カ月連続の増加が途切れた。
・製造業の生産は小幅に増加したが、雇用の伸び鈍化が総合的な景況を示す製造業PMIを押し下げ、55.1から54.9に低下した。
・企業は、既存の人員で業務量に対応できると回答した。全体の受注残は、過去約6年半で最速に並ぶペースで減少した。
・海外需要も支えとなり、輸出受注全体は6カ月ぶりの高い伸びとなった。ただ、改善は製造業に集中し、サービス業の海外からの新規受注の伸びは鈍化した。
・価格圧力は両部門で緩和した。投入コストの上昇率は約1年ぶりの低水準に鈍化し、販売価格の上昇率は2025年3月以来の低さとなった。
・企業の先行きに対する信頼感は5月以来の高水準に回復したが、26年の平均は下回った。